ようやく暖かくなって,雪解けが進んだので備北の芝山池を訪問。
(訪問日:2022.3.20 場所)
灌漑用アースダム
(国土地理院地図 一部加工)
この池へのアプローチ。最初は先人の方が紹介されていたように,オレンジのルートで行ってみました。
とても「道」とはいえないけれど,小川の右岸にそって枯れ草が踏み倒されて何となく進めそうな所を進んでいくと
確かに堤体下に到着。
分水工も撮影し,堤体に近付くために左岸に渡ろうとすると
こ…この朽ちた橋を渡らなければなりません(地元の方の手作りでしょう)。昨日までの雨で滑りやすくなっており,橋から転落するのも嫌ですが,何より橋を壊してしまっては大変です。
予習の段階で,YAHOO地図にだけ載っている道があることを確認。
それが,途中まで林道を通る赤のルートです。
左のようなダートの林道を歩いて登ります。(車はオフロード車でないときついかも)5分ほど歩くと,少し開けたところがあって(右のピンテが目印)
さらに進むと林道から左に折れるそれっぽい道があるので進んでみます。(ここからは徒歩でないと無理です。また,この時期でも枯草を藪漕ぎしなければならなかったので,夏場は困難でしょう。)
10分ほどで堤体下に到着!
堤体下部は石積み。大正時代の築造なんですよね。苔が渋い。
底樋の出口工。この日はほとんど流れておらず。
減勢工の上の二本の梁は何のため?
洪水吐からの放水路。昨日までの雨や雪解け水で越流中。
堤体に登ってみました。斜面は凸凹していました。おかげで上登りやすく。
池の全景。
幅広の洪水吐。導流壁のコンクリは白く,改修されたものか。
階段の最下段に取水栓
下流方向の眺め。山間部はまだまだ空気が冷たく,手がかじかんできます。
でも足元を見ると,ふきのとうが。何やらハエ(ハチ?)のような虫もとまっています。
中国山地深部のため池でしたが,ここにも着実に春は近付いているようです。
静謐の芝山にもたぐ蕗の薹
ダム便覧掲載の県内ダム全踏破まで残り1基!