ダムのほそ道

広島県内(とその近県)のダムの訪問記録です。

山口17 一の井手ダム

昼食をとって体調も少し回復したようで、これなら予定していたあと1基を巡れそうということで鐘楼亭から来るまで5分の一の井手ダムへ。(2024.1.8訪問)

上水目的のアースダム…ですが、浄水場と一体になっているので立入禁止。

フェンス越しに堤体を見ることができます。堤体にはツツジのような低木が植えられているようです。ダム便覧には堤高21mとあるけど、10mぐらいにしか見えない。

堤体前には貯水槽

浄水場ならではの設備。あまり使われていないような。
実は需要減に伴って、周南市では一の井手浄水場を菊川浄水場に統合が計画されているようです。

何とか貯水池の姿を収めようと、ダム便覧の画像を手掛かりにおそらく撮影場所と思われた、岐山公園からの一枚。左岸にブルーの貯水槽があり、画像右手に取水設備が少しだけ見えます。

池の向こうには、全国有数の規模の徳山の石油コンビナートが見えます。ここから見る夜景も綺麗なんだろう。

戦後の日本の復興と発展を支えてきたコンビナートの街は、地方都市の宿命の人口減少に加えて脱化石エネルギーで岐路に立たされているといえます。

この日巡ったダムは、いずれも工業や上水、発電の需要に伴って竣工されたもの。洪水調節機能を備えているダムがほとんどなので、今後はそうした役割にシフトしていくのでしょうか。